Big-O ソフトウェア炭素強度(SCI)の開示
ISO/IEC 21031:2024 の方法により算定した自己開示:EcoGEO Audit 意思決定エンジンが診断判断を 1 回行うごとの CO₂ 排出量。
Big-O は台湾デジタル発展部が推進するグリーンソフトウェア自主ラベルの POC 検証に選定され、本フェーズの検証参加企業 9 社のうちの 1 社です。
① 機能単位(R)
診断判断 1 回=意思決定エンジン(台湾実用新案 M683041)がラフ集合(Rough Set)による特徴縮約 1 回と多基準意思決定(MCDM)評価 1 回を完了すること。bigomorfi.tech のサイト診断レポートの順位付けと提案はここで生成されます。
② 算定境界
- 意思決定エンジン(core-algo サービス)がサーバー側でラフ集合+MCDM を実行する CPU 電力
- データセンターの付帯エネルギー(PUE 1.15)
- 対象ハードウェアの内包炭素(使用時間と資源割合で按分)
- 外部大規模言語モデルの推論(第三者事業者のデータセンターで実行され、当社では測定不可)
- フロントエンド、データベース書き込み、メール/通知、PDF レポート生成
- ネットワーク転送と利用者端末
③ 算定式
SCI = ((E × I) + M) ÷ R。台湾経済研究院(TIER)提供のワークシートでは次のように展開します:
SCI = ((E × Quantity × I × PUE) + TE × (TiR/EL) × (RR/ToR) × Quantity) / R × CPU%- E
- ソフトウェア消費電力量(kWh)= 電力 W ÷ 1000 × 実行時間 TiR
- I
- 電力の CO₂ 排出係数(kgCO₂e/kWh)
- PUE
- データセンターの電力使用効率。運用炭素に乗じる
- M
- 内包炭素 = TE ×(TiR ÷ EL)×(RR ÷ ToR)× Quantity
- R
- 機能単位の数(測定した判断回数)
- CPU%
- 本ソフトウェアが実際に使用した CPU 割合(アイドル分を控除)
④ パラメータと出典
| 記号 | 値 | 意味 | 出典 |
|---|---|---|---|
| R | 20,000 | 測定した判断回数 | 20 ラウンド × 1,000 回。20,000 件の結果ハッシュはすべて異なる(毎回完全に計算、キャッシュ不使用) |
| TiR | 0.13852939 h | 20,000 回の負荷時間合計 | 498.7058 秒。生測定ファイルの各ラウンド負荷時間を合計 |
| CPU% | 10.16% | 本ソフトウェアの CPU 割合(アイドル控除後) | 各ラウンド(負荷電力 − アイドル電力)× サンプリング秒数を合計して換算 |
| I | 0.466 kgCO₂e/kWh | 電力の排出係数 | 台湾経済部エネルギー署 2025 年度 産業インベントリ係数。TIER ワークシートの既定値 |
| PUE | 1.15 | 電力使用効率 | AWS 全世界平均。TIER の POC 資料による |
| EL | 35,040 h | 機器の想定寿命 | 4 年。TIER ワークシートの既定値 |
| W | 2.1 W | vCPU あたり電力 | SPEC power_ssj2008 参照値。TIER の算定説明による |
| Quantity | 4 | vCPU 数 | AWS EC2 t3.xlarge は 4 vCPU |
| TE | 277 kgCO₂e | 内包排出量の総量 | TIER 測定ツールが返した CPU 1 個分の値(Intel Xeon Platinum 8259CL) |
| RR / ToR | 1 / 48 | 資源割合 | vCPU 1 つ=CPU 48 スレッドのうち 1 |
⑤ 結果
同一の測定データを TIER ワークシートの 3 つの境界で併記します。当社サービスはクラウド仮想マシンで稼働するため、vCPU 境界を主結果とします。
| 算定境界 | 説明 | SCI(mgCO₂e/回) |
|---|---|---|
| vCPU主結果 | 本インスタンスの 4 vCPU | 0.003631 |
| CPU | 物理 CPU の TDP × 係数 0.75、資源割合 4/48 | 0.052007 |
| 筐体全体 | CPU 全負荷電力 182.23 W、内包炭素 48 kg(Boavizta t3.xlarge) | 0.069688 |
主結果の内訳:運用炭素 0.003168 mg+内包炭素 0.000464 mg
⑥ 測定期間と方法
2026-08-21、対象ホスト(AWS EC2 t3.xlarge、台北 ap-east-2)で TIER の GreenCalculatorJavaNoUI 1.0.4 により実測。ウォームアップ 200 回の後、各ラウンドで 60 秒のアイドル基準を測ってから 1,000 回の負荷を実行し、計 20 ラウンド。ワークシートは TIER の 2026-10-02 回答を受けて確定。
⑦ 不確実性と限界
- 20 ラウンド間の変動係数は約 10.2%(生測定ファイル)。個々の値はこの範囲で変動します。
- クラウド仮想マシンでは物理電力を直接測れないため、vCPU 電力は公開参照値を使用しています。
- PUE は AWS 全世界平均、排出係数は年平均であり、台北の施設実績値や時間変動は反映していません。
- 内包炭素 TE はツール/公開データセットの値で、事業者が本機について示した数値ではありません。
- 対象は意思決定エンジンのみです。サイト診断 1 回では外部 LLM を 1 回呼び出しますが、その排出は含みません。
- 3 つの境界の結果は約 19 倍異なります。他社と比較する際は境界とパラメータをご確認ください。
⑧ 実施済みの改善策
プラットフォームで稼働中、かつバージョン履歴で確認できる施策です。削減効果を保証するものではありません。
- 判断ステップは決定論的なラフ集合+MCDM 計算(CPU レベル)で行い、順位付けに毎回 LLM 推論を使いません。
- 毎月の AI モデル・ライフサイクル点検(2026-10 開始):OpenAI/Anthropic/Google の公式提供終了予定を照合し、終了予定モデルは 2026-10-02 に現行版へ切替。
- 画像生成は画質を段階化:高画質は利用者が明示的に選択した場合のみ(消費ポイント増)。旧モデル指定は低/中画質に対応。
- キャッシュで再計算を回避:同一 URL の診断結果は 14 日間再利用、AI 生成画像はプロンプトのハッシュでキャッシュ。
- バッチ AI 処理は実行ごとにコスト上限を設定し、上限到達で停止。
- 主要サービスは AWS 台北リージョン(ap-east-2)で稼働。
⑨ 開示の証跡(DSCS)
本ページの数値はすべて下記の開示 JSON に収録し、その SHA-256 ハッシュを表示しています。誰でも JSON をコピーして再計算し、事後に改変されていないことを確認できます。
f6e373b684ff7b17b670ffd111511bf0155ec3c73064602fa8f4d80190132606開示 JSON を表示(ハッシュを再計算できます)
{"schema":"bigo-sci-disclosure/v1","publisher":"Big-O Information Intelligence Corp. (大鷗摩飛智能有限公司)","method":"ISO/IEC 21031:2024 Software Carbon Intensity (SCI) — self-disclosure, not third-party verified","formula":"SCI = ((E x Quantity x I x PUE) + TE x (TiR/EL) x (RR/ToR) x Quantity) / R x CPU%","software":"EcoGEO Audit decision engine (Rough Set QuickReduct + MCDM, ROC patent M683041), core-algo service","functionalUnit":"1 diagnostic decision = 1 rough-set feature reduction + 1 MCDM evaluation","host":"AWS EC2 t3.xlarge (4 vCPU), ap-east-2 Taipei; CPU Intel Xeon Platinum 8259CL","measurement":{"date":"2026-08-21","tool":"GreenCalculatorJavaNoUI 1.0.4 (provided by Taiwan Institute of Economic Research)","rounds":20,"decisionsPerRound":1000,"totalDecisions":20000,"warmupDecisions":200,"idleBaselineSecondsPerRound":60,"uniqueResultHashes":20000,"loadSecondsTotal":498.7058,"roundToRoundCv":0.1021},"parameters":{"I_kgCO2e_per_kWh":0.466,"PUE":1.15,"EL_hours":35040,"TiR_hours":0.13852939,"softwareCpuShare":0.1016,"R":20000},"blocks":{"vCPU":{"W":2.1,"Quantity":4,"TE_kg":277,"RR":1,"ToR":48,"sci_mg":0.003631,"operational_mg":0.003168,"embodied_mg":0.000464},"cpu":{"W":136.67,"Quantity":1,"TE_kg":277,"RR":4,"ToR":48,"sci_mg":0.052007},"wholeMachine":{"W":182.23,"Quantity":1,"TE_kg":48,"RR":1,"ToR":1,"sci_mg":0.069688}},"primaryBlock":"vCPU","primaryResult_mgCO2e_per_decision":0.003631,"calculationVersion":"2026-10-02","excluded":["third-party LLM inference (runs in provider data centres)","front-end UI, database writes, email/notifications, PDF rendering","network transfer and end-user devices"]}本バージョンはまだ OpenTimestamps に記録していません。確定後に記録し、DSCS 信用台帳で公開します。
改訂履歴
2026-09-29~09-30 版は筐体全体の境界・アイドル未控除で 0.078 mgCO₂e/回としていました。2026-10-02、TIER の回答(vCPU 数は 1 回のみ乗じる、CPU% はアイドル控除後のソフトウェア使用率 10.16%)に基づき本ページの値に修正しました。
本ページは大鷗摩飛智能有限公司(Big-O Information Intelligence Corp.)が ISO/IEC 21031:2024 の方法で算定した自己開示であり、ISO 認証ではなく、第三者検証も受けていません。
このタブは、大鷗摩飛が自社プラットフォームのグリーンソフトウェアの取り組みについて行った自己評価と計画です。ISO 認証ではなく、第三者検証も受けておらず、炭素排出の測定値でもありません。当社が公開開示する SCI の数値は「SCI 開示(POC 検証範囲)」タブのものです。
① グリーンソフトウェア成熟度マトリクス(自己評価)
O’Reilly『Building Green Software』および Green Software Foundation の資料を参考に、4 つの観点 × 5 段階で自己評価しています。評価版:2026-05-24。各観点の実際の進捗は次回の自己評価で更新します。
② 具体的な取り組み
以下は取り組み内容の説明であり、炭素削減やコスト削減の効果を保証するものではありません。
- ✓ 実施済み主要サービスは主な利用者に近い AWS 台北リージョン(ap-east-2)で稼働。
- ✓ 実施済みページと静的リソースは Vercel のエッジキャッシュから配信し、キャッシュヒット時は EC2 ホストに戻らない。
- ✓ 実施済みNext.js のコード分割と tree shaking でフロントエンドのダウンロード量を縮小。
- ✓ 実施済みAI モデルをタスクで使い分け:簡単なタスクには小さなモデルを使い、常に大型モデルを使うことはしない。
- ✓ 実施済み動画はユーザーのリクエスト時にのみ生成し、事前生成はしない。
- ✓ 実施済みタイムスタンプ証跡は OpenTimestamps を採用し、Bitcoin ブロックへのアンカーを共有。独自チェーンは構築しない。
- ✓ 実施済みPM2 fork mode と自動 graceful restart でサーバーのメモリ使用量を管理。
- ✓ 実施済みPostgreSQL のインデックス最適化でクエリ時間を短縮。
- → 計画中大規模言語モデルの応答キャッシュを計画し、重複推論を減らす。
- → 計画中CDN エッジは東南アジア未対応のため、シンガポール拠点を検討予定。
- … 検討中カーボンアウェア・スケジューリングを検討:定期ジョブを電力の炭素強度が低い時間帯に移す。
- … 検討中クラウドおよび CDN 事業者の低炭素リージョンの選択肢を評価。
③ ロードマップ(計画)
以下は計画上の方向性であり、確約ではありません。時期と内容は状況により変更される場合があります。
- 炭素効率 L3 → L4
- 大規模言語モデル応答キャッシュ
- カーボンフットプリント API の公開(リアルタイムデータ)
- エネルギー効率 L3 → L4
- 需要シェーピング L2 → L3(非同期処理)
- 東南アジアのエッジ拠点
- ハードウェア効率 L4 → L5(全面 Serverless)
- Green Software Foundation 関連プログラムへの参加を検討
本ページは大鷗摩飛智能有限公司(Big-O Information Intelligence Corp.)が ISO/IEC 21031:2024 の方法で算定した自己開示であり、ISO 認証ではなく、第三者検証も受けていません。
